BLOG.MABATAKI.JP

2012.11.26

MacBook ProからMacBook Proへ。

Adobe CS6を入れたあたりからとても遅くなってしまったこと、グラフィックボード周りが故障気味で怪しくなってきたことから仕事用のMacBook Proを買い換えました。13インチから13インチへ。話題になっているRetinaディスプレイでもないので、見た目は何も変わっていない。

見た目は変わらなくても、処理速度に関して「今までのは何だったのか」と思ってしまうほどの差がある。16GBのメモリと1TBのハードディスクを自前で調達して組み込んだので、ローコストで実用的なコンピュータになった。しかしOSがSnow LeopardからMountain Lionに上がったこともあって初期設定のインターフェイスには戸惑って、使用感を合わせるためにいろいろ試行錯誤することに。確かに便利な部分は増えたけど、使い方を束縛するという意味でやや暴力的なOSになってきていると感じた。

しかしこれだけ変化の早いコンピュータの世界で、2008年からほとんど形を変えずに5年近くも同じデザインで売られ続けているコンピュータなんて、このMacBook Proくらいではないだろうか。形や素材、インターフェイスに内部構造、パッケージングに至るまで合理的で普遍性があって、このままであと10年は売れそうだなと思わせる高い完成度がある。これに並ぶノートブックはAppleでも同じMacBook Proの15インチか、MacBook Airの13インチくらいではないだろうか。11インチ版はキーボードもディスプレイの縁も詰め過ぎでプアな印象だし、Retina版MacBook Proも同じようにディスプレイの縁寸法とヒンジの取り付け角が残念なことになっている。

そろそろコンピュータに求められるスペックも頭打ちになってきたので、無理とはわかっていながらも、内部コンポーネントを都度リニューアルして同じコンピュータを何十年も使い続けられる状況にはならないのかと思う。3年近く持ち歩いていた以前のMacBook Proはモノ的に全くくたびれていないし、アルミの表面が傷ついている様がむしろ魅力を高めているからだ。この傷は満遍なくあるわけでなく、デスクに接地する底面側やUSBなどのポート周りに顕著で、それは所有の記録そのものである。

最新スペックになって作業効率もよく、今回もできるだけ長く使っていこうと思います。