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2022.07.12

2022年7月、タイのバンコクに行ってきました

2019年以来の海外旅行に行ってきました。日に日に各国のレギュレーションが変化するというご時世のため、なるべく直前に航空券を押さえて訪れたはじめてのタイ。この国では2022年7月1日から入国制限が大幅に緩和されて、コロナワクチン接種者であればスマホアプリの証明書を提示するだけで、あとは以前と同じ用に入国することができます。

 

観光客向けの店舗などはコロナの傷跡でほとんどと言っていいほど閉店していたものの、週末のバンコクの都心は大賑わいでした。入国制限緩和から間もないですがすでに世界中から観光客が訪れていて、来年訪れればまたその景色も一変しているかもしれません。東南アジアローカルを感じるエリアもあれば、都心のSiam駅を中心に日本の地方都市以上に洗練されたショッピングモールが並ぶエリアもあり、多様な景色が同居した街としては今が一番極まっているかもしれません。

 

観光スポットと呼べる場所は実は多くないバンコクですが、どこで何を食べてもおいしいと言い切ってよいくらい食事のレベルが高いのは驚きました。清潔なショッピングモールで適当なお店を探して入ればまず外れはないので、僕のようにあまりガイドブックを読まない旅行者にとって楽な街です。

 

ただし物価が安い国だと期待していくと東京以上の価格だったりするので、費用感が気になる場合はもっとローカルな食堂などを探すのがおすすめ。こちらで食べた約190円のカオマンガイも感動的なおいしさでした。

 

日本への帰国にPCR検査の陰性証明が必須のため、初めて海外の病院にも行きました。驚いたのは日本語での案内完備の病院がバンコク市内に存在していたこと。後で友人から聞いたところ東南アジアの大都市にはかなりの割合で日本語対応の病院があるとのことで、普段の旅行だけではなかなか気づかない風景を見ることができました。ちなみに日本側レギュレーションに準拠したPCR検査は4,000THB(約15,000円)。これから渡航される方のためにウェブサイト(日本語対応)もご紹介します。

サミティベート病院スクムビット
https://samitivej-jp.com/sukhumvit

僕が調べた2022年6月時点では日本帰国に対応しているかが不明でパスしましたが、より安価(1,500THB)で検査できる病院もあるようです。(要最新情報収集)

MEDCONSULT CLINIC
https://www.medconsultasia.com/

 

経済発展中の都市の豊かさを感じられたバンコクに対して、近郊のアユタヤで見た街の景色から受けた印象は「露骨な貧困」でした。市場はあるけれどまるで活気がなく、バンコク以上に観光に経済を依存しているためコロナで壊滅的なダメージを受けたのかもしれません。昔香港から深圳に渡ったときのショックに近くて、観光としては厳しいかもしれませんが日本ではなかなか見ることのできない本物の貧困に触れることも、僕にとっては重要な経験となりました。

 

たった3泊4日の滞在でしたが、それでも数年間抑圧された好奇心を取り戻すには十分な時間でした。世界にはまだまだ知らない国や街がたくさんあるという事実が僕自身を回復させるのです。

小さな会社を経営しているということで年々スケジュールの調整は難しくなっていますが、それは自身の好奇心を押し殺す理由にはなり得ません。これからもたくさんの場所を訪れて、明日をより豊かに生きていくための糧にしていきたいと思います。