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2022.11.12

2022年10月、フィリピンのマニラに行ってきました

今年の7月から立て続けの海外旅行、今回は初めてのフィリピンへ滞在してきました。主な目的は現地在住の友人たちと会うこととフィルムカメラで写真を撮ること。フィリピンに旅行で訪れる人の大半はリゾート目的とのことですが、僕はひたすら都市圏人口1,300万人超えという首都マニラの中を歩いていました。

上の写真は成田空港のターミナルの様子ですがそれまでのお通夜のような静かさから一変して、まるでコロナなど最初から無かったかのような盛況ぶり。世界中の国の人々で賑わう様はむしろ心に落ち着きすら与えてくれます。

 

今回はホテルでなく友人が住む高層マンションに宿泊。マニラは地域ごとにはっきりと色が別れていて、外国人駐在員が多く住むようなエリアはこのように徹底的に開発されています。

 

アジア的な街並みではありますがアメリカのような雰囲気も織り混ざった、近隣諸国ともまた違う景観。道路標識に書かれている地名はスペイン語由来と思われるものもあって、余計に無国籍感を強調しています。

 

マニラならではの景色として挙げられるのがキリスト教の浸透率。むしろ他の宗教を連想させるものが一切なく、道端にはおもむろにマリア様が日本のお地蔵さんのように祀られていました。いくつもある教会はどこも現地のキリシタンで賑わっていて、深く信仰されていることが伺えます。

 

フードコートで食べたフィリピン料理は驚くほど和食と似ていて、学校の給食に出てきそうな味でした。食文化や味の好みという点では近隣の中国や韓国、台湾よりもむしろ日本に親しいものを感じます。(ただし白米の炊き方を除く)

 

他のアジア諸国と同様に清潔なショッピングモール。ただしマニラは貧富の差もあってか東南アジア屈指の犯罪率を誇っていて、まずこのショッピングモールの入り口に警備員、そもそもこれが位置する高級住宅街エリアの入り口にも警備員が立っていて、それぞれ銃で武装するという徹底ぶり。

ちなみに東京行きの帰りの飛行機では搭乗までに手荷物検査が3回もありました。今回は全日程で現地の友人の同行があったため危険な目には合いませんでしたが、一人旅はかなり気をつけた方がよいというのが所感です。

 

こちらは比較的貧しいエリア。全裸の子どもや半裸のおじさんが急に増え始めます。更に貧しいいわゆるスラムもマニラには点在していますが、決して気安く立ち寄っていい場所ではないでしょう。明るい時間に散策して無事に何事も無く帰宅。

 

現地の友人たちと入ったルーフトップバーからの景色が、マニラの大都会ぶりを再認識させてくれます。

他のアジアの大都市も大抵は貧富の差という問題を抱えていますが、現地友人が「フィリピンという国は3つある」と表現するほどそれが強烈かつ分断された街。通常の観光という面ではなかなかおすすめしづらいですが、何でも自分の目で見てみたいという考えの僕には刺激的でした。安全が確保される限りはこういった場所もどんどん訪れてみたいと思います。