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2012.01.10

iPhone 4Sのカメラを使用してみた

全てiPhone 4Sで撮影。サイズを縮小した以外は何もレタッチしていない。公式の作例を見た時から期待していたけど、やはりiPhone 4Sのカメラの進化はすごい。最上級の画質とは言えなくても、撮影からプレビューまでの使い勝手の良さやディスプレイの質、何より携帯電話はいつも持っているという点でデジタルカメラを別に買う理由をかなり削いでいる。

iOS5になってボリュームボタンをシャッターとして扱えるようになった点も大きい。iPhoneのプロダクト自体は非常にミニマムなのに、それだけでずいぶんとカメラらしい使い勝手になる。とても快適なのでスクリーン上のボタンではほとんど撮っていない。

ケータイを持てばこれくらい高機能なカメラがついてくるのが当たり前というのはすごい時代だと思う。記録容量も最低で16GBあるので、多くの人はこれを写真データで埋めることすら難しいのではないだろうか。

最近多くのカメラメーカーがミラーレス一眼の開発に傾倒しているけれども、それも納得。カメラらしい「モノ的」な魅力、例えばそれこそレンズを交換できるような仕組みがないとiPhone 4Sより優れているということの説明が難しい。iPhoneならその場で写真をメールに貼り付けたり、Facebookに投稿できたりさえするのだ。この統合されたスムーズな使い勝手に今さらカメラメーカーが追いつけるとは思えない。

少なくとも僕は、レンズが交換できない全てのデジタルカメラに興味を失ってしまった。