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2015.01.13

[レビュー] Leica TELE-ELMARIT-M 90mm f/2.8


Leica M6に取り付けたところ。iPhone 4S + Instagramで撮影。

全てのM型ライカのフレーム枠に対応していながら影の薄い存在である90mmレンズ。あまり使わないだろうという予測はしましたが、35mmと50mmのレンズだけでの撮影にも飽きてきたこともあって、およそ1年前にこのレンズを購入しました。開放F値2.0のいわゆるSummicronも存在していますが、どれだけの頻度で使うかわからない画角のレンズなので程々の値段で、しかもぐっと取り回しがよくなるF2.8のElmaritを選びました。カナダ製です。


TOKYO / Leica M4 + TELE-ELMARIT-M 90mm f/2.8 + Kodak ULTRAMAX 400

画角90mmとなると写真の撮り方にもかなり影響してきます。35mmや50mmの感覚で構えてしまうと勝手が違いすぎてかなり違和感があるでしょう。使い込めば勘も効くようになってくると思いますが、どうせライカのレンジファインダーではフレームが小さく厳密な構図取りが難しいため、敢えてざっくり構えた方が望遠特有のパースの圧縮効果もあって面白い写真になると思います。


TOKYO / Leica M6 + TELE-ELMARIT-M 90mm f/2.8 + Kodak ULTRAMAX 400 (with flash)

開放の絞り2.8で慌ててフォーカスを合わせても、まずピントは合いません。個人的には5.6まで絞らないと意図しないピントになることが多いです。そういう意味でもわざわざより高価で重量もあるF2.0のSummicronを買う理由は乏しいですね。この画角で絞りを開いて、しかも正確にピントを合わせたいなら一眼レフを使うのが無難でしょう。


MILAN / Leica M2 + TELE-ELMARIT-M 90mm f/2.8 + Kodak ULTRAMAX 400

描写に関してはとてもライカらしく、絞り込んでも適度に柔らかさが残ります。絞りを開いても(ピントの問題以外は)意図しない写りになることはほぼ無く、総じて扱いやすいレンズと言えます。まだポートレートで試していないのですがトーンも滑らかなので期待できそうです。

当初の予想通り使用頻度は低いレンズですが、きっと手放すことはないでしょう。90mmだから撮れる写真というものが確かにあって、高価な35mmや50mmのライカレンズをたくさん揃えるより、こういったものも交えた方が写真の色数が増えて個人的に余程よいと思います。Elmaritならかなり相場も下がってくるため、おすすめです。


TOKYO / Leica M4 + TELE-ELMARIT-M 90mm f/2.8 + Kodak ULTRAMAX 400

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