BLOG.MABATAKI.JP

2013.11.05

2013 EU

今年もヨーロッパへ行ってきました。トランジットのついでに入国したドバイを含めると合計7カ国、約1ヶ月という旅程はつまり僕が大学卒業から今までに取った最長の休暇ということにもなります。

ヨーロッパの入り口から出口までというルートを計画したのはきっと沢木耕太郎の深夜特急を読み過ぎた影響でしょう。イスタンブールからリスボンまでおよそ5,000km、さすがにバスでは時間が足りなくなるので飛行機と電車を使っていろいろな街を訪れました。撮影した写真はフィルムカメラでおよそ2,300枚、iPhoneで撮ったものも併せると5,000枚を超えます。すぐには整理できないので、スキャンできたフィルムから随時セレクトして日刊まばたきで公開予定。

旅行は基本的にインプット、写真もある瞬間に差した光を記録しているメディアであり、インプット寄りです。旅行のおみやげ話にも写真にもその土地で自分になにが見えたか、どう見たかがはっきりと投影されて、同じ街を訪れていても人ごとにそのアウトプットが大きく変わるものです。
人から聞いて訪ねてみた場所がその話とひどく違って見えるということもよくあって、だからこそ例えば膨大な数の日本人がすでに訪れているニューヨークに、敢えて自ら行ってみる価値があり得ます。

新しいものというのは、自分にとって未知である存在のことなのかもしれません。そう捉えると、自分たちの周囲には無限の新しいものがあることになります。それらを恐れずに貪欲に見て考えていくことが、いつか大きな何かを拓くのではないでしょうか。