BLOG.MABATAKI.JP

2011.04.13

今更ながらInstagramを試してみて

以前から話題の写真撮影/共有アプリ「Instagram」を使ってみた。
結論からいうと、これは面白いツールだと思う。

写真に対してこだわりがある人ほど、最初はInstagramを食わず嫌いしてしまうのではないだろうか? その最もたる理由に、ユーザーによって公開されている写真のほとんどが後付けのデジタルフィルターによる嘘、結局は安易な”レトロ調”に見えることが挙げられると思う。

僕もその部分を毛嫌いしていたのだけれども、実際にアプリを使っている内に、これらの選べるフィルター群は単なるレトロへの逃亡に留まらない重要な機能を持っていることに気づいた。

それはつまり「写真を撮る醍醐味」を確実に抽出する機能である。実際にiPhoneで撮影した写真にフィルターを選択し適用してみるとわかるのだけれど、それが余程救いようのないショットでも「良い写真」に仕立て上げることの出来るフィルターが、必ず1種類以上現れるようにチューニングされているのだ。各フィルターのアルゴリズムも丁寧に検討された形跡があり、完成度が高い。
最適なフィルターを見出したときには、思わず自分の写真の腕が上達したのでは? と勘違いしてしまうほど。

写真を撮るモチベーションを引き上げる最大の要因は「良い写真が撮れていること」のはずだ。Instagramは今や最もお手軽な”カメラ”となったiPhone上でそれをしっかりと実装し、更にはそれが評価されてコミュニケーションに繋がるという喜びまで同じアプリ上で実現されているのだから、確かにこれは流行してもおかしくないと思ったのだ。

以前からあるポラロイドやチェキ、トイカメラも、絞りやシャッタースピードを調整できなかったり、道具としての質は本格的なカメラに敵わない。その代わりに「正しく撮る」という本来の使命に加えて、写真に新しい価値をもたらしたのもこれらだ。

Instagramはこれを更に昇華させたものとして、評価されるべきだと思う。
少なくとも”トイデジカメ”よりは。

Instagram